ユーソニアン・ハウス第1号
F.LL.ライトの建築学校(タリアセン)に留学していた頃、100件ほどのライトの住宅を訪ね歩いた。たくさん撮ったスライドは、時を経て退色してきたものもあり、少しずつデジタル化し始めたので、時々ご紹介することにする。
最初にご紹介するのは、1936年に設計されたJacobsⅠ。若い新聞記者のために設計したローコストハウスである。
ライトが初めて床暖房を試みた家でもある。当時見学者があまりに多く、一人50セントの入場料で設計料を稼いでしまったとの逸話がある。
左:居間 暖炉の左側が玄関、右側が食堂
照明は裸電球
右:主寝室
壁は合板を芯にして両側から板をビス止めしたシンプルな仕上げ