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住宅の環境性能レベル
環境省のシナリオ
 環境省が、2050年までに温室効果ガス80%削減筋道として、経済発展・技術指向型と地域重視・自然志向型の2種類のシナリオを発表している。太陽光発電は、それぞれの案で120倍、 140倍。電気自動車100% 、ハイブリット車と50%ずつ、などの対策を上げている。
 新聞記事では住宅関連については、具体的な対策は掲載されていなかった。現状は削減どころではなく、住宅でのエネルギー消費はますます伸びている。すべての屋根に太陽光パネルをのせ、断熱レベルを現在最も厳しい次世代基準にすべての家をしたとしても、とうてい達成できるレベルではないことは容易に想像が付く。
 2050年は40年後、私はこの世にはいないだろうが、私が設計監理に関わった家は、寿命半ばであってほしい。
そのためには、今40年後の基準を先取りするのではなく、消耗する部位(屋根材、外壁、サッシュ、設備など)を、部位の寿命に合わせて、取り替えながら段階的にグレードアップして行くのが、最も経済的で、快適に暮らし続けられるやり方だと考える。現状での住宅建設は、部材の取り替えを余り意識していない。これは大きな問題である。大規模なリフォームをしなくても、容易に部品を取り変え性能をグレードアップできる工法と納まりが、住宅には必要だ。
by handa405 | 2009-08-20 11:34 | 住宅
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