西洋美術館を重要文化財に指定する動きがあるそうだ。コルビュジェの作品とはいえ、もう少し時の評価を受けてからの方がよいのではと思う。もちろん近代美術館にケチをつけるつもりは毛頭ない。
ところで、コルビュジェ著「建築へ」は、おすすめ。
有名な「家は住むための機械である」の原著。言葉だけが一人歩きしているように思えるが、これを読むことによって、20世紀の近代建築がめざしたものがよく解る。スケッチや写真が多く読みやすい。
建築へ―ル・コルビュジェ ソーニエ
ルコルビュジェ‐ソーニエ 樋口 清
中央公論美術出版 2003-08
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