「対馬から“林業再生”を考える」シンポジュームに参加してきました。基調講演をされたC.W.ニコルさんのテーマは「サケが森をつくっていた」。素晴らしい講演でした。いつかニコルさんの根拠地黒姫にも行ってみたいと思います。
対馬の自然林も散策しました。個々の樹種が珍しい訳ではないのですが、見慣れた関東の林とは林相が違いますね。板根がはったスダジイは始めて見ました。巨木と倒木、若木が共存する森は一見の価値有りです。ガイドさんの「○○年も斧が入っていない原生林です」との説明でしたが、放置された桧林も混じり「素晴らしく美しい自然」と素直に感動する景色というほどではないとも感じました。
広大な大自然のダイナミックで劇的な感情を沸き上がらせる景色ではありません。言い方を変えれば倒木の多い照葉樹の混じった親しみの持てる里山でした。